日本思想はパラドックスの解消である

紫式部思想は、嘘の中に真実を発見する。
即ち、パラドックスの解消である。

西田哲学は、絶対矛盾の自己同一化である。
矛盾の中に、無矛盾を探し当てる。
即ち、矛盾のパラドックスを解消する。

村上春樹のアンリアルの中のリアル、
即ち、矛盾の中にリアルを発見する。

朝永振一郎のくりこみ理論、
発散という矛盾、
それをゼロとおくことは、パラドックス＝矛盾の解消である。

湯川秀樹の中間子論、
いろいろの粒子の相互作用を中間子で、パラドックスを解消した。

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古池や　蛙飛び込む　水の音

次々に現れる矛盾、
それを水の音に集約する。
即ち、パラドックスの解消である。

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日本文化＝クール・ジャパンは、パラドックスの解消である。

これを世界に仕掛け、世界のパラドックスを解消する。

だがパラドックスは次々に現れる。
それを解消することが人の道だ。

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これがゲーデル・モラルである。
クール・ジャパンはそれに先行していた。