豊かさと貧しさ [精神現象]

シェークスピアも紫式部も、対偶対称を知っていた。
だから素晴らしい文学を書けた。

イエスはノー、ノーはイエス。
不倫は、不倫される。

豊かさは貧しさ、貧しさは豊かさ。

       *。
構造のしっかりしていない文学は、ただの刺激や興奮だ。
文字を消費し、これが金を作る。
それは人を消費することだ。

人が消耗品とされる。
これが金儲け文学だ。
ここに人間性は排除され、消耗される。

*。
刺激と興奮は、否定の肯定であり、自己破壊である。

人間性の排除は、金になる。
これほど刺激的満足はない。

それは自己破壊、自殺だからだ。

      *。
ここに自己破壊が謳われ、破壊の刺激に溢れる。
これが悪魔のお菓子だ。

喜びも楽しみもない刺激と興奮。
これは人間を排除する。
これが自己や人間排除の特異点だ。

*。
人類や人間、民族や自己、これらが交わる世界が、不動点だ。

現代は特異点の世界、即ち、人の住めない刺激と興奮の世界だ。
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