紫式部定理

共同幻想は、システムの発振であり、それに合わぬものをすべて排除した。

ついに吉本は、スターリン主義を排除し、
ついに共産主義を排除した。
そして高度資本主義に同一化した。
即ち、吸収された。

共同幻想は、消費市場主義であったからだ。

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カントの「純粋理性批判」は、共同幻想を発振し、
マルクスの「資本論」は、消費主義を発振した。

サルトルの実存は、消費主義を発振し、
ハイデガーの現存在は、絶対資本主義を発振した。

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ここにアメリカ帝国が発振し、世界支配を達成した。

それが地球のガンであり、
自由と正義を排除、
それが全身転移して、アメリカを崩壊した。

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発振によって、
世界はバラバラ化し、
それをグローバリゼーションとか自由貿易とする。

これが偽善と欺瞞の演技である。

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そこに民族性も人間性もバラバラ化し、地球社会は崩壊した。

そこに人々は、幸福な解放感と躍動感と幸福感を達成した。

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共同幻想は、嘘や妄想であった。

高度資本主義は、嘘と妄想を発振させた。
それが解放感と幸福感だ。

人間の真実を排除した。

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ここに空しさや自己否定感から、
無力感や喪失感を、解放感と幸福感にする化学反応が起きる。

これは幸福であるのかないのか。
決定不能、証明不能である。

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Kleeneの定理で、
このカオスを、無矛盾化することもありえる。
或いは人間を破壊することも可能である。

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嘘から真実を作るにはどうするか。
人の命を保存していれば、そこに真実を結晶できる。

これが紫式部定理である。