思想空間論

蟹は甲羅に合わせて穴を掘る。
人はその思想に合わせた思想を持つ。
人の思想は千差万別である。
それぞれ役割がある。

それが政治や経済で、ごちゃごちゃになった。
金や権力があるものが指導者となった。
即ち、秩序をなくした。
かくして、人が住めない世界が出来た。

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宗教や道徳で世界を造り、世界は秩序をなくした。

宗教や道徳は、人の住む世界を作る方法でなかった。
特権階級を作る方法であった。

特権階級は、人を奴隷や乞食とした。

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天国を造ろうとして、地獄を作った。

この世のあり方を特権階級は、知らなかった。

かくしてこの世は地獄となった。
特権階級の天国は、普通の人の地獄であった。

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これがユークリッド空間である。

人が交わるには、非ユークリッド空間でなければならない。